こんにちは!😃
日本語🇯🇵とブルガリア語🇧🇬でブログを書いているヒロです!
今日は、前回からの続き、パート3です。
登録者数100万人を超えるブルガリア人ユーチューバー、The Clashersの「あなたの目を引く日本に関する50のすごい事実」という動画を和訳しました。
その50個の内容のうち、今回は21〜30個をお伝えします。
⬇️前回までの記事はこちら!
⬇️その動画はこちら。サムネイルに虫(G)が入っているので、注意!⚠️
動画はブルガリア語ですのが、写真がたくさんあるので、動画を見ながら下の和訳を見ることをおすすめします。では、いってみよー❗️
「21.電車で自殺した場合は、遺族に違約金が課せられます。」
私もそんな話を聞いたことがありますが。。。自死遺族支援弁護団のサイトによると、多額の賠償金が請求されるのは稀だそうです。家族を失った上に、大きな賠償金を払う、遺族は大変です。また、ラッシュ時であったり、巻き込み事故が起こることもあったりと、その時の状況で金額が変わるのだそうです。
●参照:
自死遺族支援弁護団
https://jishiizoku-law.org/problem/train/
「22.日本は世界一自殺が多い国です。日本の一部の地域では、いまだにハラキリ、切腹があります。青木ヶ原という自殺の森は有名です。」
日本の自殺者数は2003年の34,427人がピークでした。2017年は21,321人、2018年は20,840人、2019年は20,169人です。
WHOの資料によると、2016年の世界の自殺者数(降順)は、インド・215,872人、中国・136,267人、アメリカ・49,394人、ロシア・44,673人、日本・23,684人です。ブルガリアは818人で、87番目でした。
また、10万人毎の粗自殺率(降順)は、リトアニア・31.9、ロシア・31、ガイアナ・29.2、韓国・26.9、ベラルーシ・26.2です。日本は、18.5で14番目、ブルガリアは、11.5で55番目でした。 10万人毎の年齢調整自殺率(降順)は、 ガイアナ・30.2、レソト・28.9、ロシア・26.5、リトアニア・25.7、スリナム・23.2です。日本は、14.3で30番目、ブルガリアは、7.9で105番目です。
日本でいまだに切腹があるのは、あり得ないと思います🙄 刑法202条で自殺関与・同意殺人罪という刑罰があります。切腹をするには、本人だけではなく介錯人が必要ですが、介錯をすると、この罪に問われるため、現代の日本では、伝統として切腹が残っているというのはあり得ません。約50年前の三島事件でも、切腹の介錯をした人たちは嘱託殺人罪に問われました。現代では、たとえ自殺する本人からの同意があったとしても、周りの人たちには最後までその人の生命を守ることが要求されています。
●参照:
厚生労働省、自殺の状況
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/karoushi/20/dl/20-1-3.pdf
WHO, Suicide in the world
https://www.who.int/publications/i/item/suicide-in-the-world
Wikipedia、自殺関与・同意殺人罪
https://ja.wikipedia.org/wiki/自殺関与・同意殺人罪
「23.日本では、刑務所に入ったら、選挙の投票ができません。」
禁錮以上の刑の間は、選挙権・被選挙権ともに持てません。(公職選挙法・第11条)
さらに政治犯に対しては厳しく、公職についている人が賄賂の受け取りなどの罪を犯して刑罰を受ける場合、刑罰終了後、投票権は5年間、被選挙権は10年間持てないそうです。👀
●参照:
e-GOV法令検索、公職選挙法・第二章第十一条
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000100
「24.日本人は、魚とか蟹などのシーフードを一年に1700万トン食べます。シーフードの輸入も、消費も、世界一です。だから、長生きの国なのかもしれません。」
食料需給表の魚介類のデータを見ると、令和元年の日本の魚介類の、国内消費仕向量(飼料も含める)は7,237,000トン、そのうち粗食料消費(食べれないところも含めた食料としての魚介類)は5,659,000トン、そのうちの純食料消費(食べられる部分の消費量)は2,999,000トンでした。ピークは、国内消費仕向量が1988年の13,475,000トン、粗食料消費が1995年の8,921,000トン、純食料消費が2011年の5,116,000トンです。
シーフード好きのイメージがついている日本人ですが、2011年以降は、魚介類よりも肉類の消費が上回っているそうです😆
●参照:
水産庁:数字で理解する水産業
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/R1/01hakusyo_info/index.html
政府統計の総合窓口e-Stat、食糧需給料・令和元年度
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00500300&tstat=000001017950&cycle=8&tclass1=000001032890&tclass2=000001151387&cycle_facet=cycle&tclass3val=0
「25.前にも話しましたが、日本のテレビは変だということは有名な事実です。僕のお気に入りの映像はこれ(動画参照)。お相撲さんが、赤ちゃんを抱っこして、誰が泣かせるか、というショーです。」
日本のテレビ番組は変だと有名ですね〜😅!でも、お相撲さんが赤ちゃんを泣かせるショーというのは、「泣き相撲」という伝統行事のことだと思います。元気に大声で泣く赤ちゃんの健やかな成長を願う伝統行事なのだそうです。
●参照:
一心泣き相撲公式サイト
https://www.nakisumo.jp/
「26.日本では、賭け事が一切禁止されているが、パチンコというゲームがあり、お金の代わりに鉄の玉で遊びます。偶然みたいに、この鉄の玉をお金に変える事ができます。これで、法律から逃げることができます。」
刑法第185条と186条で、日本で賭博は禁止されています。
①ではなぜ公営ギャンブルは認められているのか?
→刑法35条で、「法令又は正当な業務による行為は、罰しない」とあり、競馬法・自転車競技法・モーターボード競走法・小型自動車競走法・当せん金附証票法により、競馬・競輪・競艇・オートレース・宝くじは、法令で認めますよとなっているので、違法にはならないということなんですね~👀
②パチンコはなぜオッケーなの?
→刑法185条の賭博の条文に「賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。」とあり、パチンコは、この後者の但し書きに該当するので、パチンコは、違法ではない賭博なのだそうです。へー👀
「27.日本では、性交をしないことで起きる病気があり、それを治す医者がいます。患者に性的に治療して治します。」
なんだそりゃ!💦 医者でも誰でも、性交して対価を得ると売春になり違法だし、性交しない性的サービスなら医者じゃなくてもそういうお店はたくさんあると思うので、あり得ない話だと思います!
「28.4月の最初の日曜日に、川崎では、男性器と受胎能力のお祭りがあります。その祭りでは、売られているパンや野菜やお菓子など全てのものの形が、その形なのです。」
この祭り、外国人の友達数人から「この祭りってどういうこと?日本大丈夫?」と聞かれるまで知りませんでした(-_-;)😱 「調べてみるね」と答えましたが本音は(私に聞くな!!)でした(笑)
「かなまら祭」というそうです。詳しくは下のリンクをどうぞ!来場者は外国人が多いそうですよ😆!海外旅行に行ったら、物珍しいものを見たいもんね!
●参照:
Wikipedia、金山神社
https://ja.wikipedia.org/wiki/金山神社_(川崎市)
川崎経済新聞の記事
https://kawasaki.keizai.biz/headline/193/
「29.芸者は「アートの人」という意味です。最初の芸者は男性でした。その人たちが、音楽やお守りなどの伝統的なパフォーマンスをしていました。」
古い時代では、男の芸者が「芸者」、女の芸者が「芸子」と呼ばれていたそうです。また、関東地方での呼び方は「芸者」で、見習いを「半玉」、京都では「芸妓」と呼ばれ見習いを「舞妓」と呼ぶそうです。
芸者の起源を調べて見ると、旅人が休憩する茶屋で踊りや楽器を披露する茶汲女、宴会や遊郭で太鼓や武芸で場を盛り上げる幇間(男芸者)、遊郭の宴で場を取り持つ太鼓女郎(女芸者)、踊り名目だが時に売春もする踊り子など、起源だとされる説ものは色々出てきてはっきりしたことはわかりませんでした。しかし、どれも可能性がありそうですね。
●参照:
芸妓-Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/芸妓
芸者とは。-東京花柳界情報舎
https://www.tokyo-geisha.com/html/article/nazenani01.php
舞妓・芸妓-日本文化いろは事典
http://iroha-japan.net/iroha/B07_work/01_maiko.html
芸者ーコトバンク
https://kotobank.jp/word/芸者-58883
「30.日本では、レディーファーストがなく、お店でもレストランでも、男性がいつも最初に行動します(男性が最初に店内に入る等)。」
友人が言っていました、「ジェントルマンにレディーファーストをされたら、女性はレディーになることがマナー」だと。日本ではレディーファーストのマナーはあまりないので、突如男性からレディーファーストをされると(私は大丈夫!自分でできるよ!)とあえて遠慮したり、拒否反応を示してしまったりすることもあると思います。ただ、レディーファーストをされたら、(別に助けがいらなくても)レディーとしてお受けするのが、流れとしてはスムーズかもしれません。
ブルガリアで、夫と義理の兄や友達と旅行に行きましたが、ちょっと足場が悪いところがあると、男性は全員手を差し伸べてくれました。ただ、もちろん、日本の男性に同じことができればいいのになどは思いません。優しさの表現の仕方が違うんですね。
今日はここまでです!😃
なぜこの動画を和訳して解説しようかと思ったかというと、このユーチューバーさんの言っていることは海外からの間違えた日本のイメージが含まれていて、きっと私も含めてみんな同じようなことを外国人に聞かれるかもしれないので、答えを準備しておくといいかもしれないと思ったからでした。いつかこの情報が役に立ちますように。。。😌
次回は、続きの31〜40個をお伝えします!
ここまで見てくださってありがとうございます!
ではまた👋🏻✨