🇯🇵国際恋愛で大切な５つのこと

こんにちは！日本語とブルガリア語でブログを書いているヒロです。😃

私は、現在のブルガリア人夫と、友達関係を経て、国際結婚🇧🇬❤️🇯🇵をしました。

今回は、私が経験したり見聞きしてきた中で、国際恋愛で大切だと思うことを、5つにまとめてみました。自分への覚書でもあります。

相手と最低限の言語コミュニケーションを取れること

私の友人の知り合いに、英語はわからないけれども外国人男性と恋愛のメッセージをしている日本人の女性がいました。二人は会ったことがありませんでした。外国人男性のメッセージは、好きだとか結婚したいなどの内容で英語で書かれていましたが、その女性はその英語のメッセージの意味や意図がわからなかったので、私の友人によく翻訳を頼み、さらにこの恋愛をどうするべきか悩んでいました。会ったこともない女性に軽々しく結婚とか恋愛のメッセージを送ってくるその外国人男性に問題があるのは明らかだけれども、その女性側も、自分がコミュニケーションを取れない男性との恋愛に真剣に悩んでいるというところは問題だと思いました。🙀

１００年前とかなら、言語コミュニケーションができなくとも記号などで意思疎通をして結婚したとかいう話は聞いたことがあります。でも、複雑な現社会の場合、国際恋愛ではお互いのどちらかの言語か、あるいは英語で意思疎通をする必要があると思います。

もしも、自分がうまく言葉でコミュニケーションができないまま国際恋愛に突入してしまった場合、多分相手の方が言語能力で優位になるので、相手に主導権を握られたり、相手のことが理解できず無駄に悩んだり、喧嘩したくても意見が言えず言いくるめられてしまったり等のことが、想像できます。自分の知らないところで話が進んだり、相手の本当の姿が見えないことって、怖くて、安心できる恋愛ではないように思えます。😿

「私は相手と友達になれるレベルの言語コミュニケーション力を持っているか？」という質問がイエスであれば国際恋愛の第一歩はクリアです。いきなり恋愛ではなく、相手とよい友達になることをお勧めします。友達になって、お互いに尊敬の気持ちがあれば、お付き合いに発展することは、全く難しいことではありません。😊

自分を見失わないこと

恋人が最優先、って人もいると思います。でも、もしその人がいなくなったらどうしますか？
私はいつも、最悪の場合を考えて行動するように心がけています。絶対あり得ないとは思うけれども、でももし、相手と別れたたら？相手が死んでしまったら？私は一人でもやっていけるかな？という考えが、いつも頭の片隅にあります。だから、一人の時間は、ダラダラすることもあるけれど、読書をしたり、資格取得を目指したり、好きなことを自由に勉強したり、冒険気分で出かけてみたり、人脈を広げてみたりと、なるべく「未来の自分への投資」に時間とお金を使いたいなと思うのです💪🏻✨。そして、相手に次会った時は、何か新しい事を報告でき、自分がまた一歩前進した気がするのです。（ブルガリアや英語圏の国で、私の知っている限りでは、会った時に、「元気？」「最近どう？」「今日の1日はどうだった？」など、日本よりも近況を細かく聞き合うことが多い気がします。私と夫は、毎日「今日の1日はどうだった？」という会話をします）

また、「今何してるの？」「今どこにいるの？」というメッセージは、すぐに返事が来なければ誰でも不安になります。この手の質問を何度も聞きすぎると、相手中毒に陥りやすく、自分に目を向けられないので、おすすめではありません。自分を見失う原因になりそうです。と言っても海外には、頻繁にこういうメッセージをし合うカップルはたくさんいます。特に男性が女性にこまめに連絡を取り、女性の質問メッセージには素早く答え、まるで女性がお姫様のように扱われるカップルの話はよく聞きます。国際恋愛では、恋人同士が良い意味で意図的にスイートな雰囲気を保つ事が多いという気がしますが、自分が甘えすぎたり相手を甘やかしすぎたりしないように注意が必要です。

大事なパートナーを疎かにしてはいけないけれど、自分の生活も、自分でしっかりと足をつけて進めていかなくてはなりません。自分を見失わず、常に一人前の大人でいようと、私は心がけています。大切な人と自分との両方を、大切に扱ってくださいね。🤗

相手の本質を見極めること

私の場合は、今の夫とは元々友人同士だったので、夫の国籍や見た目がどうかとかはもう慣れてしまっていて、夫の性格が付き合う決め手になりました。

国際恋愛の場合、相手の国とか人種とかは、相手を選ぶ上で結構大きな特徴になってしまいます。人種も、好みのタイプの内だから、外国人と付き合いたいというのもありだと思います。でも相手を好きな理由や付き合う理由が、外国籍の人だから、見た目がいいから、ロマンチックな言動がいいから、相手が私の事を最初に好きだと言ってくれたから、相手がアプローチしてくるから、等というのは全てうわべのことです⚠️。見た目がいい人なんてキリがないくらいたくさんいるし、レディファーストやロマンチックな言動等はただのマナーだし、相手から先にあなたに告白したとしても相手の気持ちがずっと続くとは限りません。大切なのは、相手があなたにとってどう良い人なのかと、相手があなたのことを想い続けてくれる人なのか、だと思います。😉

相手の背景を考えること

私たち夫婦は仲良い方だと思いますが、時々喧嘩をすることもあります。
例えば、私は、床やシンクに落ちたスプーン等は水洗いで済ませても大丈夫な人ですが、夫は、床に落ちたスプーンは再び洗剤で洗わないと納得できない人です。また、夫は公共トイレが好きじゃないし、時々公共トイレや他人の家に手洗い洗剤が置かれていないとビックリするようです。そんな気にしすぎる夫に、私は時々ピキッとくることもありました😅。でも夫の話を聞いたり、海外に行った時の事を思い出してみると、なんか理由がわかったような気がしました。私には、家はこまめに掃除して綺麗だと思っているし、公共トイレもほとんどの人はきれいに使ってくれるか清掃員さんの掃除が行き届いているし、道路もきれいだ、という「きれい」前提があるのです。でも海外では、全てではないけれども土足で家を歩く人もいるし（ちなみに夫の親族の家は土足厳禁です！）、日本ほどペットに厳しくないから家の中で犬飼っている人多いし、道路はゴミが比較的多いし、公共トイレの便座が尿だらけのこともあるのです。夫にとっては、「きたない」前提があるのでした。そういう、育ってきた環境からくる夫の考えの「背景」を考えたら、私も歩み寄ろうと思うようになりました。もしかしたら、本当に汚いところもたくさんあって、私が気にすべきところもあるかもしれませんしね！完全にお互いの価値観に合わせることは難しくても、私たちはお互いのやり方になるべく合わせようとしています。

国際恋愛では、普通の恋愛よりもたくさんの価値観の違いが出てくるかもしれません。ただの性格の不一致なら仕方のないこともあります。しかし、相手の考えの前提や背景を考えれば、相手を理解でき、互いの価値観の違いを縮めることができることもあります。

常に内省すること

私の夫は、とっても穏やかで、真顔の時でも口角が上がって微笑みが残る🙂くらい、優しい人です。そして、私は、せっかちで小心者です🥲。そんな私なので、時にやらかしてしまうこともあります。でも、穏やかな夫は基本的に嫌なことがあっても私に文句は言わないし、喧嘩したくないから逆に隠すこともあります。だから、私は、常に自分が変なことをしたり言ったりして夫を傷つけていないか、内省する必要があるのです。

温厚なパートナーさんを持つ人は、特に要注意です。彼らは、嫌なことを見ないようにしたり自分の心に溜めてしまって、それは心に蓄積されていきます。だから、自分がパートナーに悪いことをしてしまったと思った場合は、遅くなってもいいので、気づいた時点で、謝った方がいいと思います。もちろん、自分が悪くない場合は謝る必要はないけど、相手の心情を考えて話し合いはしたほうがいいと思います。アメリカとか海外では、謝ると自分が悪いということを認めてしまうということになるので簡単に謝らない方がいい、という話も聞いたことがあるかもしれません。だけど、あなたが謝ったことで揚げ足取ったり、あなたを支配しようとする人はそれまでです。外国人であっても、私の夫のように主張をあまりしない控えめな人もいるので、常に内省をするようにして、謝るべきか、話し合うべきか、放っておくべきか、判断したほうがいいと思うのです。

アメリカの教育行動学者が提唱した「経験学習モデル」というものがあります。４つのステップ「①具体的経験」→「②内省的観察」→「③抽象的概念化」→「④実践」のサイクルで人は学習ができるという理論です。ざっくりいうと、自分が体験したことを、振り返ってみて分析し、その考えを「あれはこういうことだったのね」と教訓として形にし、次への行動に生かす、ということです。歳を重ねて経験を積んでいくと、多くの人は無意識にこういうステップを踏んで正のスパイラル的に成長していくのだと思います。でも、「②内省的観察」がちゃんとできなければ、相手のせいにして、いつまでも同じことを繰り返してしまったり、負のスパイラルに陥って後退したりしてしまうかもしれません。自分の成長と、相手との関係性の成長のためにも、内省することをおすすめします。🙂

以上、私が国際恋愛で大切だと思う５つのことを書いてみました。国際恋愛だけでなくても、一般的な恋愛や結婚生活でも大切なことだと思います。

みなさんの生活にもきっと役立ちますように！

ではまた！